プロジェクトの範囲を明確にする

本ブログは YONI BARKAN が寄稿した記事を抄訳したものです。 原文「Getting Project Scope Right」はこちらからご覧いただけます。


前回のブログで述べたように、Art of Estimation(見積のソリューション)は操作者のスキルと知識に依存し、Science of Estimation(見積の科学)は我々がプロセス支援のために開発しているツールとフレームワークの中にあります。

私共は皆、プロジェクト範囲を明確に定義することが、プロジェクト開始前に既にその成功を決定付けているということを理解しています。多くのプロフェッショナルサービス組織が、正確なプロジェクト範囲を一貫して策定しようと苦労しています。さらに、これを迅速に行うことが重要な課題です。しかし Estimator を使用すれば、プロジェクトの範囲を明確化する上でよく見られる障害を簡単に管理できます。

※日本語字幕はビデオ画面上の [cc] ボタンから表示できます。

何を取り入れて、何を取り除くか

プロジェクトの見積者が直面する最大の課題の1つは、取り入れる範囲と取り除く範囲を明確にできるかというです。我々は、これが部分的ソリューションであると理解していますが、Estimator を活用すれば、複数の方法でこのロジスティクスを管理できます。

まず、さまざまなプロジェクトスコープ項目を作成し、スコープ・ライブラリにテンプレートを保存します。現在スプレッドシートを活用してスコープ項目を定めている場合でも問題ありません。簡単にデータをコピーして Estimator に貼り付け、ライブラリに新しいテンプレートを作成できます。

そうすれば、新しいプロジェクトのスコープ設定が必要な時に、新しいプロジェクトに最もマッチする定義済みテンプレートを選択できます。新しいスコープを作成する際に複数のテンプレートの選択もできます。つまり、仮に新しいプロジェクトの要素を含むテンプレートが3つある場合、すべてを選択した上で取捨選択して調整すればよいだけなのです。貴重な時間と労力が信じられないほど節約できます!

Estimator のスコープ改良機能の第二の素晴らしい点は、Scope Questions(スコープ質問)です。定義段階でスコープ上の最も頻繁な反復を確定し、チームがより早くスコープ改良を行うのに役立つアプリケーションを設定することができます。一例をあげます。「顧客はシングルサインオンを希望しているか?」スコープ項目の詳細がプロジェクトスコープに含まれるか除外されるかは、その回答に左右されます。新しいプロジェクトのスコープ設定をする場合、その質問に回答さえすれば、後は Estimator が設定してくれます。

定義済みスコープの豊富な蓄えがあれば、顧客の要件を素早く記録し、それらのコラボレーションや反復を行えます。氏名、グループまたはプラクティスでスコープライブラリを素早く検索し、正しいマッチングを見付けられます。
 

知っていることを分割する

テンプレートを構築する際に作業をさらに小さなカテゴリーに分ければ、より容易にスコープを整理できます。また、見積書を作成する場合には、その粒度により見積書の精度は改善されます。

作業の分割とはどういう意味か? 疑問に思っていただき嬉しく思います。汎用の Salesforce Sales Cloud の導入について見てみましょう。スコープ項目としてリード管理を定義し、それを機能させることができます。しかし、リード管理を3つのカテゴリー、つまりリードオブジェクト、リード割当ておよびリード取込みチャネルに分けてみてはどうでしょう。また、リード取込みチャネルも、さらにリードリスト、Web-to- リード、CTI と Live Agent に分けます。スコープ設定質問を倍増し、ソリューションエンジニアが適切な項目だけを選択するように誘導することもできます。そうすれば非常に粒度の細かいスコープ項目となり、見積がさらに容易になります。

作業を分割することには、別の利点もあります。スコープ・ライブラリからテンプレートを選択する際に、素早くテンプレートを検討し、スコープの対象外であると分かった項目を除外することができます。テンプレートを設定する際により詳細な情報を提供すれば、このプロセスはプロジェクトの範囲を明確化するための非常に効果的な方法になります。

皆様と同じプロフェッショナルサービス組織として、我々はプロジェクトの範囲を定義する上での課題を理解しています。我々は、自身のチームがプロジェクトの範囲設定と見積を改善するのに役立つように、Appirio Estimator を開発しました。そして今、皆様と共有できることに興奮しています!

もっと詳しく知りたいですか? デモをリクエストしてください。Appirio Estimator がプロジェクト範囲の明確化にどれほど役立つのか、ぜひ紹介させてください。


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著者について

APPIRIO JAPAN

アピリオは、100%クラウドテクノロジーに特化したグローバルコンサルティングファームです。グローバル企業ならではのネットワークと顧客基盤、先進のクラウドテクノロジーにおける経験と知見を基に日本のお客様に変革をもたらしますための努力を惜しみません。2006年米国カリフォルニア州でAppirio Inc.は創業され、日本法人は、その米国Appirio Inc.の初の海外拠点として2008年に設立されました。ラテン語で「uncover 〜 明確にする」、「open 〜 オープンにする」などを意味する単語aperioに由来する社名の通り、それぞれの企業のあるべき姿を明確にし、そこに至る戦略の立案、最適なパブリッククラウド・テクノロジーの組合せを通じて実現し、最適なワーカーとカスタマーのエクスペリエンスを実現するお手伝いをすることをミッションとしています。

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